こんにちは。富山です。
私の扱っている業務に、
採用コンサルティングが
あります。
例えば社労士は
ハローワークの求人作成の
代理ができたり、
賃金や残業代、勤務時間等、
求人に必要な情報を
把握している点で、
求人・採用の力になれます。
ですが、「採用する」だけ
であれば簡単です。
問題は、
「いかに定着して
働き続けてくれるか?」
になります。
いくら頑張って採用しても、
数日で辞められてしまっては
元も子もないですよね!?
そういったお噺を
していきたいと思います。
今回は「まずは内側から!」
というお噺。
今回は既に従業員が何名かいるという
前提になりますが、
結論から言いますと、
「まずは社内で働き続けている人に
『ここで働く理由』を聞いて
みてください!」
ということです。
具体例で毎度おなじみ、
とみやま社労士事務所の
架空の従業員3名!
八っつあん、熊さん、与太郎
3名はもう1年以上勤めて、
いるとします。
ここで私、富山が
「4人目を採用したい!」
と考えたとします。
私、富山としては
「社労士業務をまんべんなく
経験でき、質も悪くないと
自負している。
各自担当をもって、
やりがいのある仕事ができる!」
が自社の売りだと
考えていたとします。
ですが、念のため採用にあたり、
3人に「ここで働く理由は?」
と聞いてみました。
(八っつあん)
「子育てに理解があって、
休みがとりやすいから!」
(熊さん)
「富山さんが髪長いから、
自分も伸ばしても
怒られないから!」
(与太郎)
「近いから!」
(笑)
もうこの時点で、
採用にミスマッチが
生じていたのが
お判りでしょうか?(笑)
私、富山としては
「業務内容!」
で選ばれていると思って
いましたが、
働いている人達は
「環境!」
で選んでいます。
…与太郎はちょっと(苦笑)
ここで私がゴリゴリに
業務内容を売り出した
求人を作成し、
新しい人を採用して
しまったら、
ミスマッチが生じ、
定着してくれる
可能性が低いです。
むしろ、
「今こういう人が
働いていて、
こういう理由で
働き続けています。」
といった求人を出した方が、
定着してくれる社員に出会える
可能性が高くなります。
勿論、採用コンサルティングは
これだけではありません。
今回はあくまで一例ということで、
「まずは内側から」という噺を
させていただきました。
続きも是非お楽しみに^^
富山 直樹
<編集後記>
私自身も銀行から社労士事務所に
転職する際に、
求人票を沢山見ました。
自身が兼業主夫で、
まだまだ子供が小さいことから、
理解がありそうということで、
女性代表の社労士事務所を
探しましたが、
上手くいきませんでした^^;
(この話は後々)
最終的に選んだのが、
代表は男性でしたが、
HPに従業員情報が載っており、
大多数が子育て中の女性でした。
結果、私自身も周りの
理解が得られ、
子供の年齢も近いことから、
同僚との話も弾み、
周囲には恵まれた環境で、
修行を積むことができました。